第1回HOPEミーティング

講演/ディスカッション

第1回HOPEミーティング レビュー:講演
江崎玲於奈博士 講演 第1回HOPEミーティングでは、組織委員長の江崎玲於奈博士をはじめとした5名のノーベル賞受賞者と、日本を代表するナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の研究者、科学雑誌編集者、芸術家など、合わせて13名による講演が行われました。
 江崎博士による基調講演では、自身の研究の歩みを振り返りつつ、アジア太平洋地域において「Science」という文化を根付かせることが必要であり、今回のHOPEミーティングの参加者には、科学の進歩に貢献できる「科学の精神」を持った真のリーダーになってほしいとの期待が述べられました。また、ハインリッヒ・ローラー博士による講演では、ナノテクノロジーが幅広く社会に与える影響について、白川英樹博士からは、自身の薄膜状ポリアセチレンと導電性発現の発見やセレンディピティにまつわるエピソードの紹介などが行われました。アラン・ヒーガー博士の講演では、半導体ポリマーを用いた太陽電池の可能性について、またロバート・ラフリン博士の講演では、将来の化石燃料の枯渇について科学者としてどういった対応を考えるべきかについて述べられました。またノーベル賞選考委員であるボルゲ・ヨハンソン博士からは、ノーベル賞の選考過程の紹介などが行われました。この他に、日本を代表する著名研究者や科学雑誌編集者による講演のほか、日本を代表する画家である平山郁夫氏から、シルクロードを通じたアジアと日本とのつながりについて講演がありました。
 講演内容は、非常に多岐に渡り、参加者は大いに刺激を受けました。また各講演の後には講演者と参加者との間での活発な質疑応答が行われました。
第1回HOPEミーティング レビュー:ディスカッション 
ディスカッションの模様 2月25日、26日の午後には、参加者が少人数のグループに分かれ、講演者とセミナー形式で議論するグループ・ディスカッションが行われました。日本人若手研究者が進行役となり、参加者は寛いだ雰囲気の中でノーベル賞受賞等の著名研究者と交流を行いました。
 ディスカッションでは、参加者が自分の研究内容について、講演者からアドバイスを得ることができた他、創造的な研究者になるために必要なことや、講演者の経験談など、さまざまな話題について、参加者と講演者が率直に議論することができました。
 講演者と直接対話することにより、参加者は文献やインターネット等では得ることのできない、科学者として必要な考え方や哲学を学ぶことができました。またアジア各国から参加した同世代の学生同士が議論することにより相互に刺激を受けると共に、お互いのつながりを築くことができました。